BLOG リボルト郡山店ブログ

2024.11.23

スタッフによるコーティングうんちく

・コーティング施工に関するうんちくをまとめました。

 

【花粉の影響は車にも】

 

春先に飛散する花粉は、車も影響を受けてしまうことが多いです。
納車直後の新車でも、既に花粉によるシミが見受けられる場合がよくあります。

 

 

納車されてから間もないお預かりとなりましたホンダ シビック タイプR (施工時期:2018年4月) ですが、ボディの上面を中心に花粉ジミが生じていました。
次の画像はその一部です。

 

 

スポイラーの黒い部分、通常の水シミとはまた違う形状をしていて分かりやすく、はっきり確認できます。これが花粉ジミです。
花粉自体、ボディに付いただけでは問題ないのですが、その後雨が降ったりして花粉が水分を取り込むことで塗装面へ悪影響を及ぼす場合があります。花粉はカプセル状になっていて、水分を含むと膨張して破裂し、中からペクチンが出てきます。ペクチンは水分が蒸発して乾くと収縮、変形しますが、一緒に塗装までも変形させてしまいます。この流れで生じるのが花粉ジミです。

 

春先は天候も安定せず雨が降ったり止んだりが繰り返されますので、どうしても花粉の影響を受けやすくなるのはある程度やむを得ないことですが、花粉ジミの厄介なところは通常の洗車で落とすのが困難なことです。だからといって単純にコンパウンド等で磨けば塗装に余計な負荷をかけることになり、これも良くありません。
負荷を抑えた優しい下地処理 (磨き) を行うために、まずは変形してしまった塗装を元の状態に戻す処置を施しました。

 

 

適切な処置によって、花粉ジミはスッキリ解消です。
当店ではお車の様々なダメージに対し、それぞれに合った方法で適切に処置しますのでご安心ください。

 

 

【養生にも気を配ります】

 

コーティング施工においても養生を必要とする工程があります。

 

 

養生をすることにより、対象部分の作業を周辺箇所を保護した上で行うことができますが、その際に使用する養生テープ類にも注意しなければなりません。
実はマスキングテープやマスカーテープ、しばらく貼ったままにしておくとテープの糊が悪影響を及ぼすことがあるからです。
糊の成分が転写されたり残ってしまったりすると、後々煩わしいことになる場合があります。そういったリスクを回避するため、当店では養生が必要となる作業の際には、パネルごとにテープ類は作業の直前に貼り、終わり次第すぐに剥がしながら進めています。

 

 

こういった細かな部分にも気を配り、クオリティの向上に努めています。

 

 

【新車購入時のオプションは要確認!】

 

新車を購入される際に、商談時の見積もりにはコーティングが含まれていることがよくあります。

 

 

こちらのポルシェ 718ボクスターのオーナー様は、ディーラーでもコーティングを勧められたそうですが、お願いしたいところがあるからとお伝えになり、納車のめどが分かり次第すぐにご予約を入れてくださいました。
某輸入車ブランドの関係者から聞いたところでは、コーティングは新車購入時のオプションにあらかじめ組み込むことが多く、勧めると依頼される方も少なくないとのことです。
お願いしたつもりがなくても、コーティング済みで納車されたというケースも珍しくありません。ご希望のショップでのコーティングを予定されている方は、見積もり内容をしっかり確認されることをお勧めします。

 

 

【洗車には断然マイクロファイバークロス!】

 

車をきれいに保つ上で欠かせない洗車ですが、みなさんは普段何を使って洗っていますか?
スポンジ、ムートンなど色々ありますが、コーティング専門店の視点から見るとその中でもマイクロファイバークロスが一番のお勧めです。

 

 

 

洗車の目的は付着した砂埃や泥などを落とすだけではなく、塗装面に悪影響を与える汚染物質をしっかり取り除くというのも大切なことです。
マイクロファイバークロスは、繊維が極細で髪の毛の100分の1程度であり、それが高密度で編み込まれています。断面図を見ると、繊維がエッジのある多角形であるため、スポンジやムートンなどと比べて汚れの下まで食い込み、ボディ上の微細な付着物までしっかりと絡めとることができます。
もちろんスポンジやムートンなどを使うのも間違いではありませんが、ボディ上の細かな汚れまでしっかり取り除いてあげるという点では、やはりマイクロファイバークロスに優位性があります。

 

 

その他、スポンジなどでは落としにくい汚れにも威力を発揮します。例えば、夏場によくあるボンネットやフロントバンパーへの虫の固着。高速道路を走った後にふと見てみたら、もうびっしり。なんていうこともありますね。このようなベタッと付いてしまった虫も、マイクロファイバークロスを使えば比較的簡単に落ちるんです。
また、シャンプーで洗う時だけでなく、すすいで水を拭き上げるのにもマイクロファイバークロスの使用がお勧めです。この段階でも、水道水に含まれているカルキやミネラル分、また、最後に残ったわずかな汚れも拭き取ることができます。

マイクロファイバークロスは必ず水に濡らして十分になじませてからお使いください。洗車に使う場合には、乾いたままだと本来の威力を発揮しにくくなってしまい、使いづらくもなります。複数枚用意し、汚れ具合に応じて定期的に新しいものに交換しながらお使いいただければと思います。
ぜひお試しくださいませ。

 

 

【新車を磨く理由】

 

「新車でもコーティングをする時は磨かなくてはならないのですか?」というご質問をいただきます。
結論から申しますと、新車で塗装の状態はあまり気にしないというのであれば、磨かずにコーティングをすることも可能です。( 当店にも新車限定でノンポリッシュのコーティングコースがございます。)
ただ、新車=最高の塗装面ということではありません。
その理由として、

 

1. 新車の塗装はメーカーによる差こそあれ、どれも新車特有の曇りがある。

 

2. 工場での塗装ラインで3割程度は、塗装の何らかの不具合で補修されるが、その補修の質があまり良くないために修正痕が残っている。

 

3. 納車までには、モータープールなどでの保管時に汚れやシミが固着し、それを取るために洗車、ワックス掛けなどが繰り返されたり、雑な扱いによってダメージを負っていることが多い。

 

ということが挙げられます。
したがって、新車であってもよりクオリティの高いコーティングをお望みならば、やはりしっかりとした下地処理(磨き)をして、ベストの状態にしてからコーティングするのが理想的です。ただし、むやみに磨けばいいということではなく、新車であることを意識した繊細で確かな技術が要求されるのは当然のことです。
新車にもしっかりとした下地処理を行うことで、ごまかしの無い塗装本来の美しさが、長期にわたり持続可能です。

 

新車の磨き痕発見!

 

新車ご購入時にディーラーでコーティングをされた後で、ご相談にお越しになるオーナー様がたくさんいらっしゃいます。
以下でご紹介するお車のオーナー様も、新車ご購入時に○○コートを施工され、仕上がりにご不満をお持ちになり、当店にご入庫されました。
オーナー様とご一緒に施工前のチェックをしていると、写真のような磨き痕を発見しました!
納車前のどこかの過程で、塗装面の何らかの不具合を修正した時についてしまった、いわゆるバフ傷です。
新車がこれじゃちょっとショックですよね。

 

新車 下地処理前

 

オーナー様も、納車時はお気付きにならなかったそうですが、おそらく油脂分を含んだ何らかのワックスの類で隠されていたのでしょう。
傷に何かを塗ってごまかしても、いずれ出てきてしまいます。
でもご安心下さい!
ご覧のとおり、スッキリと除去いたしました。

 

新車 下地処理後

 

でも、決して塗装をやみくもに削ったのではありません。
慎重かつ丹念に、塗装の膜厚と肌を意識しながら取り除きました。
正しい下地処理により、ごまかしの無い塗装本来の姿を取り戻します。

 

新車でも専用照明で見ると・・・

 

新車でも高輝度専用照明で確認するとたくさんの塗装の不具合を発見できます。
下の写真も新車ですが、高輝度専用照明で見るとルーフスポイラーに微細なたくさんの傷とウニョウニョっとしたオーロラマークが残ってしまっているのがはっきりとわかります。(写真の右側)

新車でも決して完璧な状態ではなく、このような塗装の不具合を修正した磨きあとは、ごく普通に見受けられます。
せっかくコーティングするのですから、不具合をきちんと修正してからコーティングしたいですね。

 

ルーフスポイラー 下地処理前後比較

 

下地処理でこれだけ変わります。(写真の左側)

 

 

【新車のボディに糊残り】

 

新車は製造されてから、ボディを傷や汚れから守るためにラップガードというフィルム状の保護シートが貼り付けられ、その上で各地の販売店に輸送されます。(撮影:2017年7月)

 

170720bmw218dラップガード00

 

 

 

こちらのBMW 218d アクティブツアラーは、オーナー様のご意向により納車前にディーラーの担当者様がお持ち込みくださいました。ラップガードは上記の画像のようにボンネット、ルーフといった上面と、アウターハンドル周りなどの側面の一部に貼られているのが一般的です。

 

 

 

 

(撮影:2017年7月)

所々にシワなども見られます。
ラップガードは、このような貼り付け時のシワや保管中の環境等が要因となって、剥がしても部分的に跡が残ってしまうことがあります。
特に輸入車は製造されてからすぐに輸送されるとも限りませんし、輸送期間も数ヶ月に及びます。オーナー様の手に渡るまではどうしても長い時間を要しますので、その間に塗装面がラップガードの糊の影響を受けてしまうことも珍しくありません。

次の画像は、実際に塗装面に残存してしまったラップガード跡の例です。

 

 

一見すると傷のようですが、これらはラップガードの跡です。その他シミ状に見えるものなど、上記の画像以外にも様々なラップガード跡がありますが、厄介なところは通常の洗車だけでは落とすのが難しいことです。それゆえに、ラップガードの跡は新車に限らず数年が経過したお車にもそのまま残っていることがあります。
長い期間放置してしまうと塗装と一体化して型となり、除去が難しくなってしまう場合もありますので、後々の美観のためにも新車のうちにしっかり取り除いておくのが大切です。たかが糊残りと甘く見てはいけません。

 

 

適切に処理いたしました。

 

 

【意外と盲点 / 新車の窓ガラス】

 

新車の窓ガラスの内側、見過ごされがちですが実は意外と汚れています。

 

 

こちらは納車当日にご入庫いただきました新車のフロントガラスです。上記の画像に分かりやすく青い枠で囲んだ部分がありますが、これはガラスをマウントする際に付いた吸盤の跡と思われます。また、全体的に白っぽく曇っていて本来あるべきクリアな映り込みではありません。これは外側ではなく内側の状態です。
盲点となっている部分かもしれませんが、新車の窓ガラスはこのようになっている場合がメーカーを問わずよく見られ、その他にもフロントガラスは納車前まで内側にステッカーやシールの類が貼られていたりしますので、これらの糊が部分的に残っていることもあります。
リボルト郡山では、コーティング施工において窓ガラスの内側も全ての面を丁寧に拭き上げます。

 

 

窓ガラスの内側もケアしてあげることで、お車の美観をより高めることに繋がります。

 

 

【新車でも磨きは必要?】

 

新車といえば、一番きれいな状態を想像すると思いますが、実際は完璧な新車はありません。
拭き傷、洗車傷程度の浅めの傷や水シミなどはごく普通に見られますし、製造段階や納車前に不具合等が見つかり修正を受けている場合も珍しくありません。また、メーカーによる差はありますが新車特有の塗装の曇りもあります。
これらは目立ちにくく見逃しがちなものですが、本来の美しさを損ねている要因です。当店では塗装状態をしっかり把握できる専用の高輝度照明を完備していますので、通常分かりにくい小傷や水シミ、塗装の曇りも見逃さずに処理し、ボディカラーが持っている美しさを最大限に引き出します。

施工前後の比較のため、新車のトヨタ カムリ (施工時期:2017年9月) のルーフとボンネットの一部を撮影いたしました。

 

Before

 

After

 

 

Before

 

 

After

 

 

あまり目立たないものを除去したからといって、そんなに新車に変化はないのではとお考えの方もいらっしゃると思いますが、こういったマイナス要因にまで注意を払い入念に処理し、「リボルト・プロ」を形成させることで、お車の印象は大きく変わってきます。これまで様々な車種の新車を施工させていただきましたが、例外なく変わります。
その塗装の性質と状態にマッチした下地処理で塗装の曇りや小傷、水シミを取り除き、ボディカラーそのものの良さが存分に表れたお車は、街中でもその艶と輝きは際立ちます。駐車場などで周りの車と比べていただければ、美しさの違いをきっと実感していただけると思います。

 

 

 

 

(施工時期:2017年9月)

カーコーティングは、現在様々な業者によって行われています。ディーラーや副業でカーコーティングを行っているショップ、中にはわずか数時間で仕上がるガラスコーティングなども存在しますが、リボルト郡山では、それらの施工では到達できない専門店ならではの仕上がりをご提供させていただきます。

 

 

【再塗装後のお車】

 

修理のためお車を再塗装する場合がありますが、その際にはバフ目やオーロラマークなどの磨き跡が残ってしまうケースがほとんどです。次の画像は再塗装後にご入庫いたしましたフォード マスタングのボンネットですが、色がソリッドの黒ということもあり、無数の磨いた痕跡が目立ちます。

 

 

丁寧に塗装されていましたが、ここからバフ目やオーロラマークを処理して、塗装自体の美しさをさらに引き出してあげるのが我々コーティング専門店の仕事です。専用の高輝度照明の下、このソリッドブラックの質に最適なコンパウンド、バフ、ポリッシャーを組み合わせ、塗装負荷を抑えながら入念に研磨を行います。

 

After

 

 

磨いた痕跡はスッキリなくなり、クリアな映り込みとなったボンネット。光沢も一段とアップしました。
同様の状態にあったクォーターパネルの施工前後もご覧ください。

 

Before

 

 

After

 

 

 

画像以外にも全体的に磨き跡は見られましたが、もちろんしっかり処理し、全ての塗装面を美しく整えた上で「リボルト・プロ」を形成いたしました。

 

 

 

 

ワックスなどの表面的な光沢ではなく、塗装本来の美しさを十分に感じられる奥行きのある輝きに包まれたマスタング。ソリッドの黒はわずかな小傷などでも目立ちやすく、塗装面の状態が最も分かりやすいカラーでもあります。扱い方もシビアで、コーティング施工店といえども磨き跡を残さず美しく仕上げられるショップは数少ないです。下地処理の技術力がはっきり表れます。
リボルト郡山では繊細なソリッドブラックはもちろんのこと、再塗装されたお車もさらに美しく仕上げさせていただきます。

 

 

【膜厚計による塗膜の計測】

 

当店では下地処理の前に、膜厚計によって塗装の厚みである膜厚を計測しています。
車の塗装の厚み(膜厚)は、車によってそれぞれ違います。
また同一の車であっても、パネルごとに違っています。

 

膜厚計

 

下地処理の技術は、長年の経験によって積み重ねられて行くものですが、それだけに頼ってしまうことは、過信を招く恐れもありとても危険です。
特に中古車は展示や納車の前に磨かれている場合が多いですし、再塗装などの修復を受けた車は、同一パネル内であっても膜厚にばらつきがあったりします。
測定器(膜厚計)を使用して実際の膜厚を計測し、数値化することによって正確な塗装の厚さを知ることは、磨きすぎのリスクを回避できると同時に、ハイクオリティなカーコーティングの基本となる、正しい下地処理を行う上で非常に重要なポイントとなります。

 

 

【バフ洗浄について】

 

リボルト郡山では、コーティング施工において下地処理の際に使用するバフも常にクリーンな状態で使用しています。
どんなに高性能のポリッシャーやバフを使用していても、塗装面に直接触れるバフが汚れていたり、コンパウンドかすで目詰まりを起こしていては、本来の能力を発揮できないばかりか、塗装面を痛めてしまうことにもなりかねません。
一般的なバフのクリーニングは、ブラシを使用することが多いのですが、リボルト郡山では専用洗浄機によって、バフ洗浄を行っています。

 

バフウォッシャー

 

 

【タバコは吸いません】

 

私はタバコを吸いません。
スタッフ全員もタバコを吸いません。

まぁ、健康に悪いということももちろんあるのですが、一番の理由はお客様のお車への施工クオリティを下げないためです。
この車の業界において、喫煙される方は非常に多いです。ディーラーの営業さん、メカニックさん、中古車販売業者、板金塗装業者、そして、私たちのコーティング業者などなど・・・
私は他の人に迷惑をかけなければ、タバコを吸うことには何ら異論はありません。
ただ、お客様の大事なお車を預かり、きれいにコーティングするという職業柄上私達が作業着にタバコの臭いをプンプンさせながら、お客様のお車の中の室内清掃をしたり、内窓を拭いたりしてしまうと、せっかくお車をきれいにしたとしても、車内にたばこの臭いを付けてしまい、結果として施工クオリティーを下げる事になってしまいます。
最近では、タバコを吸わないお客様が増えてきていますので、そこのところは、注意するべきことだと思っています。
タバコを吸わない人にとって、吸う人が部屋に入るだけで、タバコの臭いは気になるものです。
お客様が嫌だろうなと思うことはしないのがプロフェッショナルだと考えます。
そういう意味で、私たちは最高のクオリティーを提供するため、スタッフ全員徹底してタバコを吸いません。
(家でも会社でも吸わないという意味です)

 

 

セラミックコーティング/ガラスコーティング施工専門店 リボルト郡山
〒963-8071  福島県郡山市富久山町久保田我妻20-5
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FAX :024-932-1480
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